依存症専門医療機関・治療拠点機関

 
アルコール依存症(健康障害)とは
 
 
 多量にお酒を飲むことを繰り返すことで誰でも依存症になる危険があります。いったん依存症の回路が出来てしまうと、意志の強さや根性ではやめるのが難しくなります。その上、精神面や身体面にも影響が現れ、仕事ができなくなるなど生活面にも支障が出てきます。またアルコールが抜けると、イライラや神経過敏、不眠、頭痛、吐き気、下痢、手の震え、発汗、頻脈、動悸などの離脱症状が出てくるので、それを抑えるために、また飲んでしまうといったことが起こります。
 アルコール依存症は、自分の意思ではお酒の飲み方(飲む量、飲む時間、飲む状況)をコントロールできなくなる病気です。
 飲酒にまつわる色々な問題が起きているにもかかわらず、減らしたり、やめたりできなくなる状態で「コントロール障害」という依存症の典型的な症状です。
 いったんお酒をやめても、一口でも飲むと、また元の状態に戻ってしまうので、強い意志で断酒を決意し回復のための行動をする必要があります。ですから、本人が治療・断酒活動に対して積極的に取り組むことと、家族をはじめとした周囲の人のサポートがとても大切になります。
 
 
依存症ってどんな病気?
(1)一次性の病気です
(2)慢性の病気です
(3)進行性の病気です
(4)死亡率の高い病気です
(5)性格が変化します
(6)依存対象が容易に他のものへと移行します
(7)人を巻き込む病気です
 
 
 当院は、平成30年12月に愛媛県よりアルコール健康障害に関する依存症専門医療機関・治療拠点機関に選定されました。アルコール依存症治療において40年以上の実績があり、現在はアルコール以外の依存症(ギャンブル・薬物など)の治療も行っています。
 依存症は本人が気付かない病気です。まず、ご家族の方より相談していただくことをお勧めします。予約制になっていますので予めご連絡をお願いします。
 
 
【問い合わせ先】正光会宇和島病院(外来) TEL0895-22-5622