各専門療法の説明

作業療法

人間は日常生活を営む上で、何かしらの活動(作業)をしながら暮らしています。作業療法とは、社会復帰・家庭復帰するためのリハビリテーションの一環として行うもので、具体的な行為や体験を自らの体験として活動し、楽しみ、学習することを用いて援助・治療していくものです。

ARP(アディクション リハビリテーション プログラム)

アルコール・アディクション(嗜癖)問題の当事者が、依存症問題をめぐる苦悩と困難から解放され、その方らしい生活を取り戻せることと、病気からの回復をすすめるための治療プログラムです。
皆さんが依存症問題に対して、希望と誇りを持って取り組めるようスタッフが援助します。

服薬指導

お薬についての正しい知識を、一人一人に説明します。
薬についての不安や不満などをお聞きして、患者さんが飲み続けられるお薬を提案しています。(服薬指導は、入院期間中に数回にわたって行います。)

栄養指導

アルコール勉強会・個人対応などで栄養や食事についての正しい知識をお話し、予防や改善に向けてのお手伝いをしています。

集団精神療法

あなたが不安に思っていることや、どうすればいいんだろうと悩んでいることについて、みんなで話し合います。みんなで話し合うことで、自分では思いつきもしなかった方法を知ったり、同じような経験をされた方からアドバイスをもらったりして、自分にあった方法を考えます。
また、あなたの気持ちや考えを話せる仲間を作り、お互いに支え合う場となります。

心理教育

統合失調症またはうつ病の方で病気の症状や経過、薬の効果・副作用などについての正しい知識を身につけることで、主体的な入院治療を送れるよう援助するプログラムです。