~新入所者デイケア~

新入所者デイケアとは、初めてデイケアに通所される方や、退院後再びデイケア通所をされる方を対象としたプログラムです。様々な不安や疑問を持たれている患者さまやご家族に対し、医師・看護師・精神科ソーシャルワーカーなどの精神科専門スタッフが、「病からの本当の回復」を目標にサポートします。

個人を尊重した居場所の提供と集団に徐々に慣れていただくため、少人数でのプログラム活動を提供します。

【曜日・時間】

月曜日・木曜日・金曜日 9:30~15:30 ※祝祭日・年末年始はお休みです。

  月曜日 木曜日 金曜日
午前 脳トレ・頭の体操 IMR レク活動
午後 エクササイズ ゆったり倶楽部 コーラスクラブ

【月曜プログラム】

○脳トレ・頭の体操

脳トレ・頭の体操は、日常生活をスムーズに行い就労などの社会復帰を果たすために必要な能力(記憶力、注意集中力、計画力、遂行機能等)を回復する為のプログラムです。

簡単なパソコンゲームを通して、楽しみながら病気によって損なわれた能力(認知機能障害)を回復することができます。

○エクササイズ

インストラクターとして外部講師を招き、ストレッチやヨガ、簡単な筋肉トレーニングを行い、心身ともにリフレッシュを図るプログラムです。軽運動が中心のためご高齢の方から若い方、老若男女問わず参加していただけるプログラムです。

【木曜プログラム】

○IMR(リカバリーと病気の自己管理)

IMR(リカバリーと病気の自己管理)ではメンバーの方それぞれのリカバリー(回復)について考え、リカバリー目標を設定します。リカバリー目標とは「自分の人生を楽しめる」「自分の病気や薬のことを知る」「仕事につく」などで、参加者の数だけリカバリー目標があり、本人の自己決定権が尊重されるプログラムです。また、リカバリーに役立つとされているいくつかのテーマについて、情報提供や知識の確認、対処計画づくりや対処法の練習をします。医師、看護師等が講師を務め、少人数のグループで行われます。

プログラム内容(9テーマ:全42回)

1.リカバリー(回復)とは

2.精神疾患と症状について

3.ストレス-脆弱性モデル

4.社会の中の支え-サポートづくり

5.服薬をうまくする

6.再発防止計画を立てる

7.ストレスに対処する

8.問題や症状への対処

9.福祉・保健・医療サービスをうまく利用する

○ゆったり倶楽部

トランプ、テーブルゲーム、パズル、読書などを個人やグループで行い、ゆったりとした雰囲気の中で会話を楽しみ、デイケアに慣れていただくことを目的にしています。

【金曜プログラム】

○レク活動

レク活動では映画鑑賞会やスポーツ、園芸など、所内で行えるレクレーションから、道の駅や宇和島城、おさかな館の散策、そうめん流しといった外出を行うプログラムです。活動内容はメンバーで話し合い、決めています。

○コーラスクラブ

歌うことは様々なストレス解消効果や気分改善効果があると言われています。外部講師を招き、季節の歌や童謡、ポップスまで、幅広い歌に挑戦します。曲に合わせて歌ったり、歌詞を覚えたりすることは、認知機能障害の改善に大きく役立ちます。