看護師
三原涼太さん
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現在のお仕事について簡単にお教えください
馴染みのある地元・愛南町で看多機職員として日々奔走
元々愛南町で生まれ育ったので、この辺りは長年馴染みのある地元という感じです。宇和島看護専門学校に進学して、卒業後は一度大阪で就職しましたが都会暮らしがあまり合わず、加えて母親のがん発覚をきっかけに就職から半年で戻って来ました。僕が小学校の時にサッカーを教わっていた方が今正光会で働いていて、大人になっても時々連絡を取っていたこともあり、いろいろお話を聞いてここへ入職したのが2年前です。今は「看護小規模多機能型居宅介護事業所アロハ」で勤務しています。施設に住む方や通いの方の生活サポートをする日と、地域へ訪問看護に出る日が半々ぐらいでしょうか。施設では食事・入浴介助、あとは一緒にレクリエーションを行うことが主な仕事ですね。訪問の場合は1日で2~3軒のお宅を回らせて頂いています。
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仕事で大切にしていること
名前を呼んでもらえるような信頼と関係性を積み重ねたい
利用者さんに一人間として向き合い、関係性を着実に積み重ねることでしょうか。看護師をしたいと思った原点が高校の頃の経験なのですが、当時入院していた祖母が、素人目に見ても病院でやや粗雑に扱われていたことが少しショックで。むしろ一緒にお見舞いに行った看護学生の兄の方が何も言わず祖母の排泄物を処理し始め、その姿を見てこういうふうになりたい、と思ったのが始まりだったんです。今の仕事、特に訪問看護の仕事は毎日違う事が起こるので同じ日は一日としてありません。当然ながら利用者さんと関係性を築き始めたばかりの頃はうまく意思疎通が取れず、一方的に僕が空回りしてしまうこともありますが…。そこを乗り越えて信頼を築き、「三原さん」と名前を呼んでもらえるようになると、とても嬉しいですし強くやり甲斐を感じますね。
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今後のビジョンをお教えください
人生の引き出しも増やしつつ利用者さんと真摯に関わり続けたい
看護師として働き始めてからまだまだ年数も浅いので、同じ施設で働く大先輩の方々のようにはできないことも多々あります。利用者さんに一人の人間として向き合う毎日には、これといった決まった正解はありません。そのため課題にぶつかることもたくさんありますが、逆に言えば毎日が新鮮でそれが楽しいという部分は大いにありますね。今はとにかく、日々関わっている利用者さんからの信頼を着実に増やしていきたいです。普段の生活のサポートもそうですが、ちょっとしたコミュニケーションや会話のやりとりの積み重ねも大事なので。愛南ならではの釣りの話題や、あとはつい最近子どもが生まれたばかりなので、そういった話も織り交ぜたりして。皆さんと関わるための自分の人生の引き出しも、いろんな形で増やしていけたらと思っています。