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精神保健福祉士

中川積夏さん

  • 現在のお仕事について簡単にお教えください

    患者さんたちの愛南町での暮らしをお手伝いする相談係

     愛南町からすぐ近くの、高知県四万十市で生まれ育ちました。高校の頃に今後の少子高齢化の時代を思い、福祉という仕事に興味を持ったんです。精神保健福祉士を志したのは大学在学中に精神医療の現状を知り、どうにかしたいと思ったことがきっかけでした。卒業後も地元周辺で働きたいと考えていた中、当時の御荘病院が地域と障がい患者の共生社会を作ろうとする取り組みに感銘を受け、ここに入職を決めました。今の主な業務は週4日ほど診療所で外来患者さんの診療補助や生活マネジメント、週1日は地域活動支援センターで相談支援専門員として非常勤で働いています。日々の生活で必要な書類準備・手続きの作業をサポートしたり、場合によっては外出に同行したり、皆さんの暮らしのいろんな悩み事相談を請け負うイメージです。

  • 仕事で大切にしていること

    決定権を委ねつつ「普通」に暮らすための本質的な手助けを

     患者さんの生活は、当然ですが患者さんご自身のもの。ですので私はある程度スモールステップを一緒に設定しながらサポートするものの、最後の意志決定や選択肢を選ぶことは患者さんご本人にしていただくよう意識しています。診療所での医療・福祉の立場と、地域活動支援センターでの地域・生活の立場。両方の視点を上手く活用しながら患者さんの暮らしを支えられるのは、私の今の仕事ならではの部分です。病院という施設を飛び出して患者さんに付き添う事も多いので、精神保健福祉士という職業の方が本来イメージする働き方とはずいぶん違うかもしれません。ですが私がこの仕事で本来やりたかった、「患者さんが普通に人として暮らすための本質的な支援」が出来ることで、今の仕事にはとてもやり甲斐を感じています。

  • 今後のビジョンをお教えください

    障がいの有無を問わずみんなが住みやすい地域となるように

     入社して気づけば16年ほどになりますが、長野先生の取り組みによって精神医療と地域がどんどん一体になっていく過程を、実際の医療現場で働くスタッフとして間近で体験させて頂き、その変化を肌で感じていました。その中でも愛南町はじめ周辺地域の人口はどうしても減っていく一方ではありますが、これからこの場所で生まれ育つ子どもたちが希望を持って生活できる地域になればいいな、と思っています。障がいを持っている人に限らず、ご高齢の方から子ども達まで、地域に住む人たちみんなが住みやすい場所になるように。わたし一人ではできる事も限られていますが、微力ながらも引き続き目の前の患者さんたちの支えとなれるよう頑張っていきたいです。

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